五輪塔と梵字と小雪と。

こんにちは、光太です。

梅雨入りしてからも、甲府はなかなか雨が降らず、

乾燥した日が続いていましたが、台風の影響もあってか、

ここ数日は、降ったりやんだりの空模様です。

タイトルにも書きましたが、次に作らせていただくお墓の

五輪塔を工場へ入れたので、記録写真を。

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とても大きな五輪塔です。

五輪塔は、宗派によって彫る字が違いますが、

今回は梵字を彫ることになりました。

上から、宝殊、半球、屋根、球体、方体の部材に、それぞれ

空(キャ kha )、風(カ ha)、火(ラ ra)、 水(ヴァ va)、  地(ア a)

を意味する梵字を彫っていきます。

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梵字の彫り方も様々ですが、今回は一般的な薬研彫りという方法で、刻みます。

薬研とは、薬をすりつぶし、粉にする為に使う道具の事で、

彫った断面が、V字になり、それが薬研に似ているため、その名前がついたそうです。

(石工実用辞典より)

 

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(画像:Wikipediaより) 

 

その、薬研彫り、普段の彫り方とは違うので、

サンプル作成のついでに、一度練習を。

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谷と峰をいかにキレイに表現するか、研究しました。

実際に五輪塔に刻む本番はこれからなので、

丁寧に仕上げていこうと思います。

 

しかし、この空気のジメジメ・・・梅雨時期は辛いですね^^;

ウチの看板娘の小雪さんも、へばっています(笑)

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コバヤシコウタ